実技系はすべて、モスクワ音楽院の誇る「モスクワメソッド」により指導されます。モスクワメソッドとは、1866年のモスクワ音楽院創設以来、チャイコフスキーをはじめとする歴史的な音楽家・指導者らによって培われてきた総合的な指導法を指しています。プロフェッショナルな演奏家・音楽家の養成に向け、学生ひとりひとりの個性をしっかりと受け止め、最良のかたちで開花させることを目的としており、世界的に高く評価されているものです。 モスクワ音楽院派遣教員による徹底指導 各クラスの教授陣は、有名国際コンクール上位入賞、またはそれに準じた経歴を持ち、国際的に演奏活動を行っている先生方で構成されています。本コース入学生は、4年間の在学期間を通して週2回の徹底したマンツーマン指導を受けます。在学時に、複数の教員が実技指導を行いますが、これは「モスクワメソッド」を活かした教授指導の一環で、担当教員が交代した際も常に個々の学生に適したレッスンが継続されます。 「モスクワ国立プーシキン大学」との協定でロシア語を学習 モスクワ音楽院への留学をめざす本コースでは、ロシア語の習得に力を入れています。ロシア語指導を担当するのは、世界有数の語学研究機関であるプーシキン大学からの優秀な教師です。授業では、音楽を学ぶ学生を対象とした世界初の教材「音楽家のためのロシア語」シリーズを利用して、音楽家にとって必要なロシア語知識を効率よく身につけることができます。 ロシア文化に精通したカリキュラム ロシアの歴史、音楽史、また現代の音楽など、ロシアとその文化一般への造詣を深めるため、数々の講義・課目が特別に設けられています。 研修旅行では、本場モスクワの空気を肌で体感 モスクワ研修旅行では、憧れのモスクワ音楽院でのレッスンを体験。さらにチャイコフスキー国際コンクールの本選会場である音楽院大ホールでのコンサートや、ボリショイ劇場でのオペラ鑑賞など、モスクワ音楽院とロシア音楽の息吹を肌で感じます。
学内公開演奏会で、舞台経験を 本コースの実技試験、ならびに年間5〜6回開催の学内公開演奏会(試演会)は、すべて学内のコンサートホール(藤花楽堂、聖徳殿)で行われます。学習対象曲はバロックから近代までの幅がありますが、特筆すべきは、ピアノ、ヴァイオリンの両専修とも独奏曲に限らず協奏曲、室内楽曲を多数含むことです。日頃の研究成果を発表する場が数多く設けられ、これは貴重な舞台経験です。 4年間の総仕上げにふさわしい舞台、そして新たなスタートライン 卒業試験は、50分程度のハーフプログラム・リサイタル形式で行なわれます。最後には演奏成績優秀者が発表され、本コースのフィナーレを飾るにふさわしい雰囲気に包まれます。また、卒業後には、モスクワ音楽院留学の道が開かれています。〈注:留学にはP010の表に記載されている必要書類取得が必要です。また、モスクワ音楽院編入には、本科5年生と同等のロシア語能力を有し、編入試験に合格する必要があります。〉